八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

スーパーのレジ打ち

いつも買い物に行く近所の大手スーパーマーケット。閉店時間近くのレジ打ちは、大抵「見習い中」の腕章をしている新人さんが打っている。そこであることに気がついた。こりゃ失業者が増えるわけだ、と。

見習い中の新人さんにもかかわらず、非常に慣れた手つきでレジ打ち完了。常々レジ打ちの人たちのハイスペックなスキルには感心していたが、それは長年の経験と実績がそうさせるものだと思っていた。だからたまに新人のレジに並んでしまうと客は明らかに失敗した感をかもし出してみな不穏な空気を漂わせる。日々このプレッシャーに鍛えられるからスキルアップを果たすものだと思っていた。だが違った。いや、時代が変わったのかもしれない。今レジ打ちは、生まれ持ったセンスがないと3日と続かない、いや、面接すら通らないだろう。職種を選ばなければまだまだ働き口はたくさんあると思っていたが、もうどの仕事も経験者や高能力者しか雇われない時代なのか。これじゃあ自殺しか道がないと思ってしまうわ。

スーパーのレジ打ちといったら、言葉は悪いが誰でもなれる仕事というのがこれまでの一般的なイメージだと思う。でももうそういう時代ではない。そして将来はもっと熾烈な競争になるのは明白。なぜならスーパーでは「セルフレジ」が増えつつあるから。今はまだセルフレジに並ぶ客は少数だが、もう数年したら一般的になるだろう。そうするとレジ打ちの達人も2割から3割はリストラを余儀なくされてしまう。10年後には、紀ノ国屋などの高級スーパー以外はほとんどのレジがセルフ化するような気もする。スーパーに限らず世の中なんでも機械化が進んで、そうすると益々失業者があふれだす。一体どうやって生きてきゃいいんだよ。

コンビニのアルバイトだったら機械化でなくすべて人間が接客するから20年後でも働き口はあるかもしれない。いや、やはり難しいかも。今ですら店員さんのスペックは一昔前とは比べ物にならないくらいレベルが高くなっている。さまぁ~ずの大竹さんがネタにしているようなダメ店員なんてこのごろはどこへ行っても見たことがない。15年くらい前は深夜のコンビニ店員といったらそりゃひどいもんだったが、今じゃそんなの絶滅種。てゆうか、そういう若い人らをほとんど見かけなくなった。

コンビニに限らず今の時代のダメ店員は50代前後の都落ち的な人らかな。とくに地方のホテルにいくと見かける。この俺様がなんでこんな仕事やんなきゃいけねえんだよ的な接客態度に閉口することがしばしばあるが、その人らももうまもなく絶滅するだろう。あ、ファミレスとかファストフード、コンビニらの「店長」も、50代前後の人らはハズレが多いと感じていた。バブルを知ってる人らかな。あと10年したら我々バブルを知らない世代がそのポジションにいるわけか。どうなんだろ、世代が違うから少しはマシかな。それともやっぱ同じように「あいつ使えねー」って若い世代から言われちゃうんだろうか。はぁ~、明日は我が身だから今度からはおじさん達のダメっぷりを温かく見守ろう。 

で、結局どうすりゃ生き残れるんだ?英語の読み書きできることが必修?でもそれもグーグルらの翻訳機能が精巧になればそんなに必要じゃないかも。いや、昔のブラジルやハワイに渡った移民の人たちみたく今後は東南アジアに職を求めて移民する人が増えるだろうから、やっぱ英語くらいは必須だな。私も英語で気学を教えられるようになれば顧客の窓口が一気に広がるんだな。そういえばアメリカではすでに風水は「Feng shui」として一般書店に関連本が並んでいるし、気学もまだ一般的ではないが教室があるって聞いたな。一白水気をワン、二黒土気をツーとかって教えてるみたい。

ってことで、英語ができればどうにか人生詰まずに生きていけるかもしれないというのが今日の結論。英語、苦手なんだよな。。。