とりあえず「まいったなあ」とつぶやく
「仕方がない」との結論にいたるまでは、どうしても色々と悩み苦しみます。
誰が悪いわけでもない「やり場のない感情」の場合は特に、その矛先が自分に向いてしまいます。他人を責めるより自分を責めた方がまだ楽ですので。でも、やはり自分を責め続けるのは苦しいですし、どこかで気持ちに折り合いをつけなければいけません。「明らめる(明らかに極める)」ことで、仕方がなかったとその矛先を天に返して(向けて)下さい。
この明らめるまでの間におすすめなのが「まいったなあ」です。
小池龍之介さんが推奨している「休脳」がベースになりますが、とにかく「考えない」ことが大切です。
我々の脳は、勝手にあれやこれやと色んな事を考えます。ネガティブなことは殊更にあらぬ方向へと思考が加速してしまいます。いくら「考えない」ようにしても、それを意識すればするほど余計に考えてしまいます。
そんな時に、とにかくひたすら「まいったなあ」とつぶやいて下さい。
「(妻が死んで)まいったなあ」
「(淋しくって)まいったなあ」
「(仕事がなくて)まいったなあ」
「(どうやって生きてきゃいいんだよ)まいったなあ」
「腹が減った(まいったなあ)」
などなど。
「まいったなあ」で思考を止める。
とにかく、ぶつぶつと「まいったなあ」を繰り返して下さい。
「仕方がない」ことは、いくら考えても仕方がありません。
考えても仕方がないことは、考えないほうがよろしいです。
でもやっぱりどうしても考えてしまいます。
そんなときに「まいったなあ」で思考の暴走を止めましょう。
「まいったなあ」の言葉自体には、なんの意味も結論(答え)もありません。
だからこそ思考の暴走を止めるのに有効です。
ひたすら「まいったなあ」を繰り返して、そして最後には
「仕方がない」と明らめましょう。