八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

「あの世でまで夫と一緒は嫌!」な場合は?

グーグルで「夫」のあとにスペース(空欄)をあけると「夫 死ね」などなど、かなり辛辣な結果がでてきます。私もお客様から直接に「夫と一緒の墓に入りたくない!」とか「あの世まで夫と一緒は絶対にイヤ!」という話を聞いてるので、男としてはつらい現実ですが、今日は女性の側に立って述べます。

 

先ず、そういったご夫婦の場合は「離婚」をすすめます。死別の方が楽に思えるかもしれませんが、結局は生前に決着をつけるのが一番スムーズです。

でも、そう簡単にはできないのも現実と思います。なので、パターンを2つに分けて述べてまいります。

 

〈パターン1 夫が先に逝った場合〉

先ずは「お墓」の問題ですが、これはご自分がどうにでもできますので、さほど問題はないと思います。いろんな方法がありますが、可能ならば、ご主人のご実家のお墓に納骨なさるのが最もスムーズと思います。

ご自分の骨の行き先は、散骨や永代供養など、これも好きに選べます。ご子息にお願いするか、ご友人にお願いするかして、行き先をお決めください。

 

あとは、夫のことを忘れてこの世の春を謳歌なさって下さい。

夫には、葬儀や法事などの折に「あなたはそちらであの世の春を謳歌してください」とお伝えください。

 

〈パターン2 自分が先に逝った場合〉

ご自分が先に逝った場合は、もっとスムーズと思います。

ご自分が「これ以上一緒はイヤ!」とすればいいだけですので。

後妻をあてがうのも宜しいかと思います。

私が思うに、死別後に再婚する男性というのは、あの世の妻に縁切りされているのではと思います。あの世の妻を忘れるように仕向けられて、そこに若い女をあてがわれているように思えてなりません。

 

ご自分が先に逝った場合、「お墓」が一緒になるのは覚悟(我慢)しなければなりません。世の中には、先妻が亡くなり、すぐ後妻と結婚して、そして何十年後に自分が死んで先妻の墓にずうずうしくも入ってくる男もおります(後妻も一緒に!)。男というのは、まことに都合のよい生きものです。まさかそうはしないだろうと油断していると、同じお墓に入られる可能性があるので要注意です。

それを回避する方法としては、自分のお子さんがいる場合は遺言で「お父さん(夫)とはお墓を分けて」とこっそり子供に託して下さい。いない場合は、ご主人に「お墓の中に閉じ込められるなんてイヤ。あなたと一緒に行った想い出の海に散骨して」とでも言っておきましょう。

 

 

一応の対処法を述べてまいりましたが、でもやはり、あの世で一緒が嫌なら「離婚」することを強くおすすめします。生前に決着をつけた方が圧倒的に楽です。

死別の方が間違いなくめんどくさいことになりますので、嫌ならとっとと別れましょう。その方がお互いにずっと幸せですので。