八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

ロンドン五輪 競泳4日目

松田選手、お疲れさまでした!金を狙っての銅ですので、おめでとうという言葉はあえて使わないで健闘を称えたいと思います。

オリンピック金メダルという、高い高い山の頂は、やはりとてもとても険しいですね。

でもほんと、銅メダルで残念と思わせるなんて、贅沢というか、日本競泳陣のレベルの高さはうれしいかぎりです。

 

将来もずっと強い日本でいてほしいですが、10年後、20年後のことを危惧してます。

水泳も、野球やサッカーといったプロスポーツ選手のように「食えていける」ようになれば、もっともっとレベルが上がるのは間違いないです。が、松田選手レベルですら食うに困る状況というのが現実です。これは非常に深刻な問題に思います。

加えて少子化が進んでおりますゆえ、若い力に期待というのも、これまで通りにはいきません。ならば、個々の選手寿命を延ばさないと、いまの現状を維持することすら困難です。

東京にオリンピックを招致したいならば、先ずは選手やコーチが食うに困らない状況の構築を考えてほしいです。そんなのは民間の問題というのならば、オリンピック招致なんて税金の無駄ですし、そもそもオリンピックに出場することも、国が関与しないで民間に委ねるべきでしょう。そうすれば、モスクワ五輪のボイコットみたいな悲劇は防げますし、競泳も全種目(特に自由形)にフルエントリーすることができます。

男子のフリーリレーで日本は、400メートルは不出場で、800メートルは予選落ち。その原因を突き詰めると、結局は「お金」の問題に行きつきます。

 

まあ、水泳界のお金のことを憂うよりも、自分自身の懐の方がよっぽど深刻なのですが、でも解決策に共通項が多いように感じますので、他人の懐事情を通じて何かしらのヒントを見出したいですね。

ということで、引き続きホテルにかんづめでオリンピックを観戦お仕事に励みまっす。