八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

オリンピックと政治

17日間の熱い戦いが終了しました。皆さまお疲れ様でございました。

日本としては、過去最多のメダル獲得数ということで、また「〇〇年ぶり」という言葉が多く聞けて、全体としては良い成果を挙げられた大会だったと思います。

しかし、韓国の例の蛮行により、日本人としては腹の奥底にむかつきが残る大会でもありました。こういった成績以外のところで嫌な思いをしたオリンピックは、私は初めてです。

 

過去にさかのぼると、1980年のモスクワ大会のボイコットが、日本人選手としては「政治」に翻弄された大会でした。

その当時、私はまだ幼かったので、オリンピック自体よくわかっておりませんでしたが、あとから話を聞くと、あのボイコットのせいで、世界から遅れをとった競技も少なくないようです。水泳もその1つです。

 

政治とオリンピックは、気学的にみても、相性はよくありません。

お金とスポーツは相性は悪くありませんので商業オリンピックについては否定しませんが、そこに政治がからむと、オリンピックそのものが機能しなくなります。

スポーツに政治が絡むと、最悪の場合はモスクワの時みたいに(次のロスも同様)、参加自体を取りやめる事態におちいります。

それこそが、私がもっとも懸念する部分です。

 

4年に1度しか行われないオリンピック。2度、3度と出場する選手もおりますが、その選手でさえ、人生の中でのベストパフォーマンスは1度きりでしょう。

その大事な「1度」を、無情にも取り上げてしまうのが「ボイコット」です。

 

今回の韓国の政治行動は、将来的にボイコットを誘発する可能性が高いと懸念します。

特に、2018年の冬季五輪は、韓国が開催国です。

もし今後、日韓の関係が悪化したとして、頭に血が上った国民は「あんなとこでやるオリンピックなんか行くな!」と簡単に言うでしょう。でも、当の選手たちは堪ったもんじゃありません。

もう2度と、モスクワの悲劇は繰り返してはいけません。

 

韓国の様々な蛮行に対しては、おそらく日本も、そろそろブチ切れるころかと思います。内政の不満もあわさって、あと数年でそれらが爆発するのではと懸念します。

 

だからこそ、いまのうちから政治とオリンピックは明確に切り離しておかねばなりません。いくら日本政府が「参加するな」と圧力をかけても、「うるせえバカヤロウ!」と言える強さが必要です。

 

もし東京での五輪開催が決定したとしたら、2018年は日本がボイコット、2020年は韓国がボイコットなんて事態は、双方にとって大きなマイナスです。

そんな事態にならぬよう、日本に対しては「毅然」を、韓国に対しては「知性」を、強く強く求めます。