マンガも好き
早朝5時のコンビニにて。お盆休みがあったので、2週間ぶりのマンガ発売日。
誰もいないコンビニで、陳列されてるマンガだけをカメラに収めようと出かけたんだが、まさか、こんな早くにお客さんがいるとは、しかも3人も。このあと、また更にお客さん増えた。皆さん、マンガすきねー。
子供の頃からマンガは、日常生活に密着していた。でも、学生生活を終えると「マンガ読んでるやつ=イケてないやつ」みたいなかんじで世間体を気にするようになり、徐々にマンガから遠ざかっていった。
それでも、学生時代から連載が続いているものは、そのまま惰性で読み続けていた。しかしそれも、1つ2つと連載が終わっていき、いつしか読むものがなくなった。大好きだったホイチョイの「気まぐれコンセプト」ですら、読まなくなった時期もあった。
再びマンガを手にとるようになったのは、昨年の冬ごろからだったかな。テレビが壊れて以降だったと思う。
失意であたまが混乱していた時、ぼーっとテレビを観ている時だけは、思考が止まって現実逃避ができた。その中で、いくつかのアニメが目にとまった。いま「週刊少年ジャンプ」で連載しているものだった。
マンガを手にとるきっかけは、そのアニメの続きが気になったから。ちなみに気になったのはあくまでもストーリーのほうでございますです。ボアハンコックではありませんです。べるぜバブのヒルダも違いますです。違うよ。全然違うよ。おっぱいじゃないよ。
またいつもの発作が出てしまった。話を戻す。
マンガは、私に一週間の延命を与えてくれた。
将来どころか、明日すら、今日すら見えず、真っ暗闇の中にいた私に、とりあえず一週間後の「楽しみ」を与えてくれた。
マンガを読むとバカになる。昔からよく言われている。たしかに、活字の小説よりも平易に読める。でも、だからこそ、私は救われた。
心が暗く沈んでいる時に、小さな活字を目で追って、なおかつストーリーをイメージしながら先の展開を推理するなんて、そんな複雑な作業、はなっから出来るわけがない。
それに、活字の物語を脳内で変換すると、どうしても過去の記憶と結びついてしまう。一時でも現実逃避しようと本を開いたのに、傷口をかき回すこととなる。
その点マンガは、絵がついている。だから自分の記憶とは結びつきにくい。そのおかげで続きを読むことができた。そしていつしか、続きが楽しみになった。
マンガで命が救われた。いや、「色」が戻ったという方が適切かな。あの日以来、色を失っていたから。いまは空が青いことも、ちゃんと心で感じてる。
ただ泣くことしかできなかった時、私は赤ちゃんだった。
いまは、もう少し成長して、小学生くらいになれたかな。