八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

「きしょい」といわれても分からない僕ら

ちきりんさんのブログでおもしろいエントリーがあったので、そのことについて少し書きます。

 

 

僕が通っていたスイミングスクールは関西本社でしたので、関西の友人がたくさんおりました。そして、大阪で合宿している時に、彼らはよく「きっしょー」という言葉を使います。上のちきりんさんと同じようなかんじに。

まあ、はっきりいって何が「きしょい」のかさっぱり分からないですが、2週間とか一緒にいると、多勢に無勢というか、僕の日本語(いわゆる関東弁)のイントネーションがだんだんとズレてくるので、そうすると彼らも「きしょい」は使わなくなります。

何度か、何がきしょいのか聞きましたが、お互いガキ同士なので明確な回答は得られず、「おかまっぽい」的なニュアンスだけは理解できました。が、今ほどオネエなキャラが浸透していない時でしたので、やっぱりよく分からずでした。

 

こうやって淡々と書くと「いじめ」られてるようにも思いますが、あちらもこちらもそういった感覚はありません。僕が変な関西弁を使ったり、あちらが変な関東弁を使ったりと、お互いに「なんか違う」と笑っています。

ちなみに関西の人がこちらのマネをする時には必ず語尾に「〇〇だよ~」とつけます。その様子は、はっきりいって、きしょいです。こちらはそんなきしょい言葉は使ってないですが、関西人からしたらそう聞こえるみたいです。

 

ちきりんさんのエントリーをみて、その当時を懐かしく振り返りました。

 

それにしても、何がきしょいのか? やはりいまだにちゃんとは分かりませんです。

というのも、東京の言葉は決して「優しい雰囲気」ではありません。

大阪の言葉は「勢い」がありますが、東京の言葉の方が「辛辣」だと、あちらの方々は思うそうです。関西から東京に転勤で来ると、きまって「東京もんは冷たい」と嘆くそうです。

特に「バカ」と言われると物凄く傷つくそうで、こちらとしては「まじ?バカじゃねーw」と愛嬌を込めたニュアンスなんですが、真剣にヘコむと聞きました。

 

東京の言葉が全然上品じゃないということは、僕らは分かっています。渋谷のギャルをみれば理解いただけるかと。あ、「きっしょー」は男に対しての言葉か。

だいたい、「男らしく」を表に出すこと自体、東京の人にとってはダサいことですからね(俺は男だ的な奴)。だから、関西の人が「きしょい」というのは、こちらにとってはある意味、褒め言葉と受け取った方がいいかもしれませんね。

 

今回の記事、あえて一人称を「僕」といたしましたが、そこが1番「きっしょー」と思われたかも。読み返してみて、自分でもきしょいと思います。「ボク」だったら大丈夫かな?あかんか。