八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

とりあえずスタバ(あるいはマック)に入らされてしまう戦略

ここ10年ほど、毎年どこかしら海外に出かけている。

その時にいつも気をつけているのが「その土地らしい場所」に訪れることを心がけてる。

その中で、「飲食」は文化を顕著に反映しているので、なるべく「その土地ならでは」の所に入りたい。そう思って街を歩き回るが、ついつい選び疲れて「おなじみのあそこ」に入ってしまうことがある。

スタバやマックがその典型のお店。

 

スタバが世界各地どこでもみられるようになったのはここ最近だが、そう、マックは昔から気をつけていた。

たとえば、スイスのツェルマットにて。マッターホルンのふもとまで来て、なんでマックを食わにゃあならんのよと、頑なに拒んでいたが、どこのお店にしようか町を端から端まで歩き回り、それでも決められずに疲れ果てた末「今日はもうマックでいいや」となってしまう。

ヘルシンキの「ヘスバーガー」とか、ラスベガスの「ファットバーガー」みたいに、マックと同じような業種で日本にないお店だったら、なんの迷いもなく地元のお店を選ぶんだが、競合店がないと、結局は「じゃあマックでいいや」となってしまう悲しさ。

 

先日のマレーシアでも、同じようなことをしてしまった。

マレーシアではマックには入らなかった。でも、スタバに入ってしまった。

「カフェ」的なお店は、マレーシアはとても豊富にあって、地元オリジナルのお店から、台湾を拠点としたお店など、日本にないお店が数多くある。

で、のどが渇いたからどこかで休憩しようとした。が、しかし、どこも美味しそうだし雰囲気良さそうだしで選べずに、いよいよのどがカラカラ、足もくたくたで限界になったところで、スタバがあった。

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負けました。入っちゃいました。ええ、美味しかったですよ。でも高かった。なんか敗北感に包まれましたねえ。。。で、立て続けにカフェをはしごして、その時に入ったのが「OLD TOWN White Coffee」。みごと逆転勝利をおさめて帰路につきました。

 

「お手頃」「気楽」「安心感」など、マックやスタバには「敷居の低さ」がある。だから「じゃあ」とか「とりあえず」といって入ってしまう。チップもいらないし、指させば買えるし、席も快適だしで、忌み嫌う理由は特にない。

 

それに奴ら「地域限定」のものを出して釣ってきやがる。これは汚ねえぜ(なんだこの口調。人格変わった?)。

スタバの限定物は「ご当地タンブラー」。これにやられていた。ハワイ限定のは3つか4つ持っている。完敗。ただ、今はもうご当地タンブラーないんじゃないかな?あまり見かけなくなった気がする。それにハワイのタンブラーを持参してお店に入った時に、店員さんにあれこれ話しかけられて、それが苦手でタンブラー熱が冷めた。さまぁ~ずの大竹さんみたいだな、おれ。

マックもご当地物は昔からある。最近のお気に入りは、ハワイマックの「タロパイ」。アップルパイの中身がタロイモになっているもので、スイートポテトなお味でとても美味しい!しかも安い。99¢+税で1.05$だったかな。これはお勧めです。

って、まんまと戦略に嵌まっているし orz…

 

マックには子供の頃から餌付けされて、スタバには「イケてる俺」と勘違いさせられて、そうして地元で飼いならされた者たちが、海外でもまた釣られるようになってしまう。

きゃー、こわいこわい。

でも仕方ない。もう骨の髄までマック教やスタバ教の信者となってしまってるんだから。

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これからも、せっせとお布施し続けます。教祖様、いつもありがとう。