八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

Made in USA 信仰

なにか商品を買う場合、私は必ず「製造国」をチェックします。タイトルではアメリカ製品を信仰してるふうに書きましたが、別にUSAにこだわっているわけじゃなく、日本製品もヨーロッパ製品も好きです。一種の比喩ですね。反対にある国の製品が嫌いなんです。あえて国名は書きませんが、いまや巷にあふれている物の大半はこの国の製品です。この国で製造されてなければ、東南アジアだろうが中南米だろうが良しとなっちゃってます。もう完全にアレルギーですね。そして嫌なニュースをみるたびに、ほれみろとしたり顔になる反面、残念にも思います。※

 

昔と違って、品質はだいぶ向上しているのでしょう。だからどこのブランドも、こぞってここの国に製造を依頼しております。私の所有物も否応なくC製の物たくさんあります。もう認めざるを得ません。不買運動なんか絶対に出来ない状況です。

でも、同じメーカーの同じ製品でも、よーくタグをみると製造国が違う場合があります。私はそこを見逃さずになるべく不買しております。その中で極たまにMade in「USA」とか「Italy」とか「France」とかを見つけるとガッツポーズ。別にC製と何も変わらんのですけどね、きっと。同じ値段で売ってんだから。でもなんとなくC製よりもいい物という「イメージ」はどうしても払拭できません。もうUSAと書いてあるだけで盲信しちゃいますし、ちょっと高くてもそっちを買っちゃいます。いいカモですよね、まったく。

 

で、結局何が言いたいのかというと、この信仰心は今後も変わらないだろうなってこと。そして、ヨーロッパやアメリカ、もちろん日本も、また「ものづくり」を復活してほしいなって思います。たとえC製よりも品質が劣っていたとしても、私は信仰国の物を買うでしょう。これはボロじゃなくて「味」だ!とかなんとか言っちゃって。

世界を旅して悲しくなるんですよね。「なんでここまで来てC製の物を買わされるんだ!」って。だから、頑張ってほしいです、どこの国も。日本は殊更に。

 

今回、ニューヨークに行ったら、まずスニーカーを買いに行きます。前回、冬のニューヨークでかっこつけて履き慣れない革靴で歩き回って足を痛めた失敗から、ニューバランスのスニーカーを履いてニューヨーク探索します。もちろん Made in USA のを。日本じゃ私のサイズ(横幅が広いもの)売ってないんですよね。

「日本では売ってない」「日本で買うよりも安い」という自分的プレミア感を言い訳にして、めいっぱい買い物を楽しんできます。

 

 

※ひと言いいわけしますと、べつにここの国を憎んでるとかそういうんじゃないんです。暴動のせいで不買してるわけでもありません。巷に溢れすぎてるから嫌なだけです。というか、若い時にMade in USA 病にかかっちゃったのがきっかけで、たまたまC製がアレルギーになっちゃっただけです。

C製オリジナルのものは好きですよ。お茶も料理も好きです。ただし、販売してる(取り扱ってる)ところは慎重に選んでます。この場合は「高級」がキーワードですね。これも何の根拠もないんですけどもね。高いお金出して安心(盲信)を買ってます。