八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

飛行機で泣いてる赤ちゃんは

某マンガ家の発言から発端して、公共場所での赤ちゃんの泣き声について、いろいろと話題沸騰中ですね。

赤ちゃんの泣き声に関しては、私もあまり寛容ではない気がします。てゆうのも、子供欲しくてもできなかったですし、今やひとりぼっちですから、一般の人とは違った意味で、子供の泣き声に関しては敏感な自分がいます。

ですがまあ、たとえ機内で泣かれたって、いちいちブチキレてなんていられないって。そんなんでいちいちキレられる人ってよっぽど今までぬるま湯な人生なんですね。なんでもかんでも他人のせいにして生きてけてる人って、ほんと…(自粛。

 

ただ、泣いてたら、あまりにしつこく泣いてたら、どうしてもそっちを見ちゃいます。なんてゆうか、興味がでてきちゃって、ついつい振り返っちゃいます。

で、これは今年の2月の時だったかな、やっぱ離着陸の時に泣いてる赤ちゃんがななめうしろに。ビジネスシートに赤ちゃん連れか?と思って興味わいちゃって見たんですが、その親子はエコノミーの前方席でした。離着陸時ってカーテン開けるからエコ席も見えるんです。

そしてこの時、私、初めて赤ちゃんの気持ちが分かりました。

 

というのも、この日は搭乗中から指がジンジン痛くって痛くって、オレの指どうしたんだいったい!?って状態に。で、そのジンジン、着陸態勢に入って機体が降下して気圧が変化するたびにドクンドクンと脈打って痛みが増すんです。んでんで、そのドクンドクンと呼応するかのように赤ちゃんの泣き声がシンクロするんです。

あーなるほど。赤ちゃんは、それこそ全身がドクンドクンと痛むんだなと、その時に初めて彼ら彼女らの気持ちが理解できました。こりゃあ泣くって。私だって指痛くて半べそでしたもん。あの痛みを赤ちゃんがでしょ。しかも身体小さいから全身が痛いんじゃないかな。まじやばいって。

 

だから、もし我が子が飛行機で泣きやすい体質だったら、そんな子を再び飛行機に乗せる行為は相当の虐待を強いている可能性があるってことを親御さんは理解してほしい。大人は分らんだろうけども、そうとうに痛いはず。だからあんなに泣くんだって。

赤ちゃんが泣くには泣くだけの理由がある。

個人差が大きいだろうから一概に乗るなとは言えないが、もし大泣きする子だったら、しばらく飛行機に乗せるのは明らめましょうよ。あなたの赤ちゃん、めっちゃ痛がってますって。

 

(追記)

こういう話題になると必ず「お前も昔は赤ん坊で同様に泣き喚いていたんだろ」っていう人が出てくるけどもさあ、私が赤ちゃんだった時は飛行機になんて乗ってませんが何か?と言いたい。

ただまあ、我々第二次ベビーブーマーは数の暴力といいますか、赤ちゃん泣いてても多数決でオッケー的な風潮だっただろうと想像します。そんな時代に飛行機なくって良かったですよね。

また、我々は人数がくそ多いゆえ、またその親もくそ多いゆえ、狼藉の数々も今の子達の比ではなかった気もします。高度経済成長→バブルの時代でしたから、色々と寛容だったんでしょうね。イライラするよりもドンチャン騒いで忘れちまおう!みたいな。いまのこの世知辛い元凶は、やはりお金、ですかね。