八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

わかる未来とわからない未来

「まだ若い」という、ただそれだけのキーワードで、再婚をすすめられる。

男だからというのもあるだろうが、仮に私が女であっても、それは同じに思う。

 

いまのところ、実際に口に出す人は少ない。それは、私が世間をシャットアウトしているからだろう。もし積極的に世間に入っていったら間違いなく「今度は若い嫁さんもらって子供つくれよ」とくそを浴びせられる。それも酔っ払いに。酒に溺れることができない私は、固く握りしめた拳を見舞うことも、それを酒のせいにすることもままならない。

 

皆、決まっていう。「先のことなんてわからないじゃないか」って。「いい人がみつかるかも」って。あんたらが言うその「かも」は、なにを根拠に言ってるのかい?

 

私がその気になれば、そりゃあ結婚でも子供でも、持つことは可能だろうよ。

でもさあ、そんなの望んでないんだよね。そして、その気持ちは一生変わらない。

 

ここで引き下がってくれればまだいいが、尚も「でも、先のことなんてわからないじゃないか」って言ってくる。酔っ払い。

私が先に酔えてれば大暴れできるんだけどね。残念。

心の傷がこれ以上深くなる前に肉体を傷だらけにできればどんなに楽だろうか。

 

 

私がこの先、どういう人生を歩むのか、未来のことはそりゃあ分からない。

でも、自分の気持ちの有様くらいはわかるって。だってそれは「希望」なんだから。

 

仲間は欲しいが、伴侶も後継ぎも必要ない。

それが私の望む未来。

待ち人が川の向こうから迎えに来るのを楽しみに待っているんだから。

 

てかさあ、くそなお節介はいいからお金くれよ。女子供よりも金が欲しいんだって。

あ、わかった。独身貴族を妬んで足を引っ張ってんだろ、こんちくしょう!

いや、そうならよっぽど楽なんだけどね。くそな善意って、ほんと、たちが悪い。

 

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孤独な大富豪になるのが私の理想。小金持ちでもまあいいや。