八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

選挙に行ってきた

選挙に行ってきた。 

選挙権を得て20年、そこそこベテランの有権者となったわけですが、これまで色々な方法で意思表示をしてきました。誰にも入れたくないのは今にはじまったことでなく、当選させたくない党の対抗馬に入れるという基本形にはじまり、「誰も入れる人がいない!」と書いて白票にしたり、あえて行かないこと(棄権)もしました。郵政選挙の時には圧倒的劣勢と分かりつつも1票を投じたこともありました。また、江川紹子さんが言ってた国民審査に全員×をつけましょうとかは、もう1番最初の選挙からやりました(なんだこれ?なめてんのか!って思って)。 

多くの皆さんは、自分の1票を活かせたい、有効にしたいと思うでしょう。私もその為に色々な手を考えてきましたが、どうもそうじゃないということに、20年を経てようやく気づきました。

私の1票も、あなたの1票も、所詮はただの塵の1つです。非常に非力です。この1票で未来が変わるだなんて、そんなのは幻想です。期待しても空しいだけでしょう。

じゃあ投票するのは無意味なのかというと、そうじゃありません。

「自分自身への責任」という意味で、投票は必要です。

普段は政治に無関心を装っても、この何年に1回のこのタイミングで政治について、ひいては自分自身の未来について考え直すことが重要です。大切なのは「自分の意思」です。それの確認のために選挙があります。

だから、明確な意思をもって棄権するならば、それはそれで正解と思います。

まずいのは、自分の意思をなんも持たずにボケーっと投票する人。これが1番まずいと思います。上司に言われたから、友達やご近所に頼まれたから等々の人たち。こういう自分の意思(票)を人にあげちゃう人というのが、日本はかなり多いように思います。

 

選挙権を持つ意義は政治への関心です。そして投票は、自分も政治に参加しているという自覚です。政治は、どこの地域、どこの外国に住もうが、必ずついてまわります。おれ関係ねえよとはいきません。たとえ選挙権がなくても、無関心ではいられません。

wikiによると政治とは、

政治とは、広い意味において人々が生活する上で従うルール、支配、統治を創造し、維持し、修正し、また破壊することを通じて行われる活動である

とのこと。つまり人間社会においては、今後もずっと政治はなくならないということです。ゆえに、政治に全くの無関心では、自分の人生そのものに無関心と同じです。

 

今回の選挙(政治)は、結果が出てからがスタートです。自分の1票が有効だの無駄になっただのは関係ありません。また、選挙に行かなかった人も同様で、これからが肝心です。よく「投票しないやつは政治に意見を言う資格はない」なんてドヤ顔で言う人がいますが、私はそうではないと思います。また前回の選挙で民主党に入れた人は「お前らのせいだ!責任とれ!」と揶揄され続けましたが、そんなの「知るかボケ!」でいいんです。ああも見事に手のひらを返すだなんて誰も想像していなかったんですから。

 

自分の投じた1票は、政治に対する自分の意思や関心、ただそれだけです。

そこから先、国(政治家・官僚)がどういう動きをするのかで、それに応じて自分の意思が変わるのは当然です。いちいち投じた(支持した)政党に禊なんかたてなくてもいいんですって。今日のこの1票が国民の声すべてだなんて思われてはたまったもんじゃありません。この1票にそんなに責任を詰め込むなら、「落選させる権利」も必要でしょう。たとえば投票率が50%行かなければやりなおし、とか。そうして何度も何度もサドンデスを繰り返して私欲まみれのメタボくそじじいを脱落させて、誠実で信念の強い人だけが勝ち残っていく、みたいなシステム。私が昔あえて選挙に行かなかった時は、こういう選挙になればいいなとの期待から投票率を下げる為に1票つかいました。今は逆に投票率がものすごく高くなると面白いことがおきそうという思いがあるので選挙には必ず行きます。ネット投票が実現すれば投票率90%も夢じゃないでしょう。

 

さて、結果はどうですかね。

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最近お堅いネタばっかで嫌だな。とりあえずきれいなおしり海の写真でも貼っとく。