八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

いいひと戦略

「いいひと戦略/岡田斗司夫著」を読んだ。うむ、だいたいあってる。

ってなぜか上から目線からのスタートですが、今日は「いいひと戦略」について、著者のベストセラー本「いつまでもデブと思うなよ」も交えてお話ししたいと思います。 

 

「いいひと」になるということが我々があの世からこの世に来た目的である。

と私は思っています。

「いいひとは早死にする」という言葉も、そう考えると納得できます。つまり、人よりも早く目的達成した、ということ。「憎まれっ子世にはばかる」も納得。

 

で、岡田氏の著書での気になる点が「本当にいいひとになれって言ってるんじゃない」という点。岡田氏によると、そもそもいい人も悪い人も存在しないのがその理由で、戦略的にいい人と思われることに意義があり、それがこれからの時代のサバイバル術であるというのが、著者の主張。

うん、岡田氏の言いたいことは理解できる。

でも、私の主張は真逆。「真にいいひとになりなさい」というのが私の主張。

もしかしたら根っこの部分では、岡田氏と同じなのかもしれない。いいや、根っこがやっぱ真逆なのか。そこのところがいまいちはっきり分からないので、批判も称賛もどっちもしにくい。

 

ダイエット本のベストセラー「いつまでもデブと思うなよ」も、同じようなことがあった。でもこちらは、つっこみどころを捉えれている。

岡田氏はダイエットを「体重を減らすこと」に重点をおき、世の中の大半の人もダイエットとはそういうものだという認識がある。でもダイエットの真の目的は「体脂肪を減らすこと」にある。

「レコーディングダイエット」は素晴らしい。でも、それを体脂肪を減らすことを目的に活用するか、体重を減らすことだけを目的に使うかでは、大きく違ってくる。「いつデブ」に体脂肪を減らすことに特化した記述はないので、そこは各自が補てんするしかない。

 

「いいひと戦略」にしても同様。内容は大筋では素晴らしい。でも、各自がこれまで独自に「いいひと」について考えたことがないと、失敗する気がする。この本での主張を活用するには「自分の頭で考えよう」という行為が非常に求められる。

 

 

岡田氏は、いいひと戦略を「生き残る為のサバイバル術」として述べている。

私は、いいひと戦略を「上手に死ぬため」に述べたい。

岡田氏は、いいことをしたらどんどんアピールしようと述べている。

私は、「いいことしたらひた隠しにせよ」と述べたい。もっと言うと、ありがとうさえ言われない善行をすすめる。いわゆる「陰徳を積む」ってやつ。アピールは人に対してでなく、神さまに対して。神さまマイレージをコツコツためて、上手に死ぬ(お迎えを待つ)。そして、あの世に行ってから貯まったマイレージを還元して、そのポイント数に応じてしかるべきステージへと進む。

そのステージの処遇に満足できなければ、再びこの世に行って、苦行ゲームに参加する。

私はこの世とあの世をこんなイメージで捉えている。たぶん正解。

 

気学は、まさにいいひと戦略そのものである。これまでもずっと「いい気(祐気)を蓄積して、いい人になりましょう」と説いてきた。

「いいひと」の定義については、まだ私もはっきり分からない。研究成果はその都度発表しているが、その答えは死ぬまで分からない気もしている。だからいまだ祐気を採ってその効果を試しているし、この先もずっと研究しつづける。

そういえば気学は哲学だったっけ。なら私ごときが「いいひと」について簡単に答えられなくても仕方ないね。その研究に一生かかってしまうのも当然だ。

 

岡田氏も「いいひと」については正解をつかめていないのだろう。だから彼の今回の主張もひとつの実験で、いまだリサーチの途中なのだと思う。だから氏の主張の今後を楽しみに待ちたい。私とは違った視点からの考察結果を楽しみに待っている。

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そういえば岡田氏、リバウンドしちゃってるんだっけ。なにかを悟ったのかな?

「食いたいもん我慢して、そんなんで生きてて何の意味があるのか。」なんてことでも思ったのかな。