八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

専業主婦(主夫)なめんな

「主夫・荒木源」

専業主婦も楽じゃない - 常夏島日記         

最近は「専業主婦」に憧れる若い女性が多いそうで、私どものお客様でも独身女性の方は、やはり仕事をやめて専業主婦になりたいと言います。ただその時に私は「今の時代それは非常にリスキー」だと諭しますが、いまいち納得してもらえませんで、もどかしさを感じておりました。そりゃあ、容姿も性格もイケメンで、なおかつ仕事もバリバリこなすエリート王子様が、白馬ならぬべんつびーえむぽるしぇふぇらーりに乗って六本木なんちゃらのお城にさらっていってくれることを夢見るお気持ちはとってもよく理解できます。そういったガールズトークに「いやいやそんなひといませんから」とまじめくさった話をぶっこむのも野暮ってもんで、でも仕事柄どうにか現実的かつ希望ある話をできないものかと常々考えておりました。

で、上記リンク。「専業主婦/主夫」という私にとって未知の世界のことを明瞭に語ってくれていろいろと腑に落ちました。

お二人のお話は、

専業主婦(主夫)なめんな!

この一言につきます。

 

今の時代は共働きが当たり前になっております。ただその実情は男女対等に仕事と家事をシェアしているわけではなく、各家庭によって負担量はまちまちで、それが不仲の原因にもなっております。

で、今回は未婚の方に向けての記事です。すでにご結婚されてにっちもさっちも八方塞がりな奥さま旦那さま向けに離婚を促進させる啓蒙記事ではありません。むしろそうならないようにどういった伴侶を選ぶかといったライフハック的な記事です。「幸せな結婚の為の5つのなんちゃら」的なことを述べたいと思います。

 

えーっと、先ず、結婚は「縁」です。頭で計算してどうこうコントロールできるものではありません。好きです愛してます結婚してくださいという勢いにまかせてするものです。なので後々にやっべ失敗したというケースも多々あります。未来は分かりませんので仕方ありません。失敗だと気づいたらさっさと離婚いたしましょう。

んなこといって子供もいるし生活もあるし簡単に離婚できるわけねえだろ!ごもっともです。なので結婚前にそのリスクを少しでも防ぐ必要があります。まあその方法は私がここで偉そうに述べるまでもなく当たり前のことで、デキ婚にならぬようちゃんと避妊するとか、相手の収入をあてにしないとか、大きな借金をしないとか、入籍する前に同棲などして相手のことを隅々まで知っておくだとか、極々当たり前のことです。そしてその上で、この先に何があっても一生添い遂げる「覚悟」が決まりましたら、結婚すればいいと思います。ちゃんと腹くくって結婚したならば、たとえ離婚することになっても後悔は少ないと思いますし、死別しても、どうにか生きていけるでしょう。

未婚の方にひと言ご忠告。リスクを恐がってばかりいたら一生結婚はできません。上で述べたとおり、結婚は勢いでするものでもあります。どこかの時点でリスク上等と腹をくくらないと結婚には踏み切れません。相手のことを骨まで愛しているならば、どんなリスクがあろうとそれだけで十分に結婚動機に値すると思います。

 

こんな話をする予定ではなかった。そう、専業主婦の話。それがしたかったんだっけ。専業主婦に憧れてる女性の皆さんの夢をこっぱみじんにするのが今回の目的だった。

よく、「梨園の妻」はたいへんだという話を聞きます。あれ、他人事ではないと思います。多かれ少なかれ、専業主婦はみんな同じと思います。どう大変かは上記のリンク記事からもご想像できるかと思います。

先ず第一に、本妻は自分ひとりなわけですからサボれませんし、他人任せにもできません。なので専業主婦としての自分の「仕事」をサボるほどに、どんどん自分の首をしめることになるでしょう。まして社長夫人なんて立場だったら、それはもう別の職業です。よく例にだされる〇〇で高級ランチを食べてなんてものはもう、政治です政治。情報収集やら駆け引きやら、自分達の城を守るための戦の場です。気楽とはほど遠い世界でしょう。今はネットでなんでも検索できる時代ですが、その検索ワードを探るためには、リアルで人と会う必要がまだまだありますし、情報の信憑性を確かめる為にも人脈づくりはネット上だけではまかなえません。

私どもの気学のことにしてもネットに載せる情報なんてほんの小さじ1杯程度ですもん。井戸端会議やらママ友やらとの外交術は、今後も益々熾烈なものとなるでしょう。

 

一方、自分も働いてお金を稼いでいるならば、家庭内政治でのポジションもだいぶ違ってくるのではないでしょうか。もちろんケースバイケースの幅が広すぎて断言するのは難しいですが、結婚後も絶対に必要である「お金」とそれを得る手段である「仕事」を自ら放棄して専業主婦に永久就職するのは、今の時代どう考えてもリスキーです。旦那が一生安泰にカネをもってくる保証はどこにもありません。西原理恵子さんがことあるごとに「女もカネ稼げるようにならんとあかん」と言ってますように、カネ儲けの手段は現代女性にとって必須の嫁入り道具と言えるでしょう。

 

で?

 

は、はい、ここからがいよいよ本題です。

結婚するのにいよいよ深刻な年齢の方々、アラフォー以上の独身の方々こそ、こういった悩みが深刻なんですよね。若い人は上でも述べた通り勢いで結婚しちゃえばいいんです。デキ婚も、おすすめはできませんが、ありだと思います。だから若い人の場合は私がいちいちとやかく言うまでもありません。問題は若くない方々です。

先ず、自分で稼げている方はそれを活かしましょう。独身の女社長やキャリアウーマンほど専業主婦への憧れを夢想しますが、はっきりいいます、無理です。というよりも、もったいないです。むしろ「主夫」を探す方がよっぽど現実的でしょう。人にはそれぞれ特性があります。お仕事がハードなのは重々承知しておりますが、せっかく表舞台に出て勝負しているんですから、結婚もその延長線上で考えた方がうまくいきやすいです。世の男性にはカネを稼ぐことは苦手だけれどもサポートに長けてる人というのが少なからずおります。むしろこれからの時代は女性がカネを稼いで男性が家を守るケースの方がスムーズな気もします。ちなみに私どもはそのパターンで、もし子供ができた場合は子育てヨロシクといわれておりましたので。男の方が体力あって凝り性なので、上記リンクの荒木さんみたいな主夫向きの男性ってけっこう多い気がします。またもうひとつのリンク先にもあるように、ステータスが上がるほどに雑務が増えますので、それをしっかりとサポートしてくれる方を伴侶にするのが王道でしょう。秘書というと女性の職業なイメージがありますが、政治家の秘書は男性が多いですし、タレントのマネージャーも男性が多いです。

カネがある年上のいけ好かないじじいは総じて若くておっぱいな女性しか興味ありませんし、仮にそれ以外のまともな初老独身男性がいたとしてもそれは絶滅危惧種で競争率が高すぎます。一方、カネは無いけど年下で料理ができて体力があって心やさしく浮気しない健康な男性は世にあふれており、しかも彼らは餌付けが簡単で、一本釣りでも延縄でも獲り放題です。

草食男子をターゲットにする肉食女子、悪くない戦略だと思いますよ。

 

まとめます。

主婦も主夫も、それ相応の適性が要求されます。それらに憧れを抱くならば、かなりのスキルとリスクが伴うことを理解しておく必要があるでしょう。