一芸に秀でる者は多芸に通ず
「憧れるのはもう・・・やめる」
黄瀬が青峰に言った言葉。
これと同じようなことを先日ちきりんさんがつぶやいてた。
「憧れたら越えられない」と。
ちょうど読んでたマンガのセリフを全く別の場所で聞くとは、なんて偶然なんでしょう。息抜きのために読んでたマンガが哲学的に思えて笑った。
なにに笑ったかというと「物事を表面だけでしか判断できず、批判ばかりしてる人」に。
マンガって、昔からずいぶんと軽んじられてきた存在だったと思う。
活字ばかりの書物と比べて、マンガは頭が悪くなる元凶だ!みたいな論調で。
でも今は、海外で日本のMANGA が脚光をあびて、クールジャパンの代表格と持て囃されている。
マンガに書いてあったセリフだとばかにして、
論客が同じことを言ったらちやほやと持て囃す。
そりゃあね、言葉は「誰が言ったか」というのも重要だと思うよ。
「お前が言うな!」ってこと、よくあるし。
でもね、マンガだからはなっからバカにする論調はどうかと思うよ。
しかも、欧米人が評価したら途端にちやほやしだすって、いったい何なの?
こういう手のひら返しって、日本人だけの特徴?それともどこの国の人も同じなの?
どの世界でも、ある一定のレベルを超えると互いに通じるものがあるんですよね。
「一芸に秀でる者は多芸に通ず」ってやつ。
そういう人は、自分がまったく知らない分野に対しては安直に噛みつきません。
批判しかできない大人、しかも思い込みで、誤った認識で批判する大人には、なりたくないものです。
自戒を込めて。