人民の人民による人民のための人生
バミューダにいたときから某カネモチ社長の講釈記事が目に入ってきてうざくて仕方なかった。あちらにいた時にはバカらしくて反論する気にならなかったが、まだその影響が続いているようなので、すこし毒づく。
某氏は働き方について偉そうに講釈たれてるが、要するに「カネを稼ぐ」ことについてでしょ?「はたらく=傍を楽にする」とは別物。それを一緒くたにして上から目線で語っちゃってんだから、おめでたいったらありゃしない。
「日本人が外国人に使われるようではだめだ」と、某氏が吠える。さすが、カネモチは言うことが違いますねえ。
ホテルには、朝っぱらから夜遅くまで、いろんな人が働いてるんだよね。制服を着た人以外にも、作業着でメンテナンスしている人がたくさんいるのよ。プールに浮かぶ葉っぱを拾ったり、植木の手入れをしたり、電灯のペンキを塗り直したりとか、いろいろと。どこの南の島でもみんなけっこう勤勉だよ。
んで、こっちはお客様だからそういった従業員さん達から語尾に「サー」を付けられて話をされたりするわけだが、そのたんびに思うのが「自分は決して偉いわけではない」。そのことを心に言い聞かせて、横柄な態度にならぬように気をつけている。
お客と従業員の関係って、対等だと思うんだよね。
社長と従業員の関係も同じ。便宜上の上下関係はもちろんあるけれども、人としては対等でしょ。どっちが上とか下とか無いから。もう21世紀だよ。150年も前にリンカーンが熱く語ってたじゃん。
日本人が外国人の下で働くようになったって、別にいいじゃん。
むしろその方が労働環境がいいかもしれないし。
バミューダの青く澄み渡る空や海をみながら、
「メキシコの漁師の話」
をふと思い出した。
バミューダの人って、こっちがフェリーとかに乗ってると、仕事の手を休めて対岸からニコニコと手を振ってくれるんだよね。1日にどれくらい稼いでるのかしらないけれども、悲壮感はまったく感じられなかった。少なくとも飯は腹いっぱい食えてると思う。年収100万円(1万ドル)とかではないだろうよ。そんなんじゃあ物価高いバミューダで飯食っていけないから。
「年収が100万円でも仕方ない」
そんな奴隷制度が当然の国なんかとっとと捨てて、人間らしく暮らせる国に行きましょう。