ぽつーん(バミューダ到着編)
ニューヨークで12時間のトランジットを終えて、ようやく機内に乗り込み、いざ、バミューダへ。眠気で朦朧としながら窓の外に目をやると・・・
「!!!!」
ぽつーんと置かれている1個のバッグ、見覚えがありすぎる。てか、あれ私の。
まさかそのまま置いていかれることはないだろうと思いつつも、ドキドキ。
無事に積んでくれた。ふぅ。
一番最後に積まれたということは、バゲージクレームでは一番最初に出てくるということで、この時は喜んでいたんだが・・・。
バミューダ空港に到着し、入国審査も無事にパスして、荷物をとり、さあ出口へ。
・・・と、その時、出口が2か所ある。なんて書いてあるか分からない。適当に前の人のあとについていくが、どうもそっちじゃないっぽく思い、引き返してもう1つの方へ。そこでは屈強なポリスマン(空港職員?)2人が立ちはだかっている。
なんか訊かれた。よくわからない。顔を見合す2人。┐(´-`)┌やれやれといった感じで「ついてこい」と。ん、別室行き?!
別室ではなかったが、荷物台があり、かばんを開けろと指示。
ただ、幸いにもここはバミューダ。重々しい感じではない。検査官は終始陽気なバミューディアン。ニコニコしながらかばんの中を物色し、中の物の説明を求める。
ニコニコしながら「ドラックは持ってるか?」
こっちもニコニコと「NO~」
再度別の質問。なんとなく言ってることは分かっても、うかつにYES・NOは言えないので「ん?」と答えると、銃の仕草をして「銃もってるか?」とニコニコ。
もちろん「NO~」。そんな感じで終始和やかに。
検査官、お守り袋に興味を示して「これはなんだ?」と。
「チャーム」という言葉が出てこなくて、携帯電話の辞書機能で検索し、「ジャパニーズ・チャーム」と得意げに答えるおれ。それだけですっかりネイティブ気分。英語なんて楽勝(大嘘)。
ノーパスで素通りしていく人らを横目に荷物を1つ1つ念入りに調べられてたけれども、陽気なバミューディアンとの交流ができて、その人柄を体験できたことは、とてもラッキーだった。
自宅を出発してから29時間も経っていたので、妙にハイになってたのも幸いだった。
このあとタクシーでホテルへ。7~8人乗れるバンに私ひとりだけでいいものか戸惑いつつも、促されるままに乗車。そっか、1人でも8人でも料金は変わらないのがタクシーだっけ(荷物チャージみたいなのはあるっぽい・ひとり1ドル)。
タクシーは真っ暗な細い道をビュンビュン飛ばす。路面はそれなりにボコボコで、カーブも多いから、上下左右に揺られまくり。途中ドライバーさん「大丈夫か?」と気遣い。ここの人はとてもやさしい。
20分ほどで、無事にホテル到着。タクシー代金 26ドル+チップ奮発=35ドル。
長旅だった。ようやく無事について、ここに至る。