八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

Norwegian Rain の S-Cape

Norwegian Rain の S-Cape
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フォースの使い手か魔法学校の制服のようなこちら。ノルウェーのことをネットサーフィンしてたところ、掘り当てました、お宝を。
「Norwegian Rain」 初めて聞く名前ですが、すでに日本に上陸しているみたいで、なんでもあるなあ、日本。

せっかくノルウェーに来たので、ここのお店には絶対に寄らないと。で、本日、いざ出陣して参りました。

こういった超オシャレなお店って、かなりの気合いを入れて行かないとヤられます。埼玉県人が渋谷のセレクトショップに出陣するみたく、生半可な気持ちでは行けません。下手をすると二度と立ち直れなくなります。

さて、着きました。外から様子を伺います。店内は案の定、お客は誰もおりません。平日ですもんね。オスロは出雲よりも人が少なそうです。
意を決して入ります。店員さんは笑顔です。渋谷のブティックに生息する無表情のオサレ店員とは違います。でも、アグリー・ベティのマークみたく、オシャレ段位十段の猛者です。緊張でハローの声がうわずります。そういえばノルウェー語でハローはなんて言うんだろう?フィンランドはHeiだったが。

ビビりながら店内を見回します。ネットには載ってないものもあり、どれもカッコよくて欲しくなりますが、マーク(仮名)の気配に怖じけづいて物色するのを諦め、本命のケープを試着させてもらう。予想よりも重量感があります。とてもしっかりした作り。なのでラフな格好では浮いてしまう。ズボンや靴にも気合いが必要です。

さてお会計。事前にネットで価格は把握してました。ユーロ表示でしたが。
「○○クローネです」ん、あれ、高いかも?
そう思いつつも、動揺したら負けと思い、平静を装います。値段を聞き返すなんて出来るはずがありません。涼しい顔で財布からカードを取り出します。

お会計のあいだ、世間話。
「どこから来たの?」
「日本から。」
「東京?」
「いや、東京の、モア、イースト。」
「そうなんだ。東京はビッグシティで…」どうたらこうたら。

…出雲はウエストじゃん。。。俺テンパりすぎ。

金額がユーロの時よりも高かった理由ですが、為替の差額か何かかと思ったら、違いました。タックスでした。25%の洗礼。これまでノルウェーの物価の高さをあまり実感していませんでしたが、ここにきてずしりときました。
タックス・リファンドは、ノルウェーではその加盟店のみでしか受けられないみたいで、こちらのお店はたぶん加盟店ではないです。聞いたら負けと思って聞けず、加盟店を表すステッカーがあったかどうかも、探す余裕なんてありませんでした。

ともかく無事に闘いを終えました。負け、ではない、ドローぐらいかな。この闘いを勝利にするには、更なるオシャレ修行に励まねばなりません。痩せねば。。。