八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

夫婦のしあわせ

ブログを始めてから、いろんな方々のブログにお邪魔する機会がとても増えた。そして、自分のことについても改めて違った視点で考えられている。そこでふといろんなケースと自分を見比べてみて、

「オレってかなり幸せじゃね?」って思ってる。

妻には、せめて私が70歳になるくらいまでは生きててほしかった。だから昨年に妻に先立たれて、残り30年間も独り(妻と会えない)だなんてマジかよと嘆いていた。

 

が、もし予定通り私が70歳まで妻と一緒に生きれたとしても、果たして今より幸せだったのだろうか?

その後、もしも私が100歳まで生きてしまったら、今と同じく30年間も独りで生きなきゃならない。そんなこと考えたこともなかったが、お迎えの時期は神のみぞ知るなので、可能性がないわけではない。

そう考えると、70歳で残されるよりも、いまの方がまだマシなのかもしれない。若い分だけ、独りで上手に生きてくコツをつかみやすいだろうから。

死別に早いも遅いも、どっちが良いかなんてないのかも。

どっちもどっちなのかな。※

 

私は幸せだ。最愛の人に出会えたから。

私がこの世を去る時は、妻が迎えに来てくれるのでとても楽しみ。

その想いがあるから、この世の孤独にも耐えることができる。

 

 

※昨年、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生のドキュメンタリーをみました。御年100歳の先生が、「(病床の奥さんが先立たれたら)僕はどうやって生きてけばいいのか分からない。怖い。」と嘆かれているのをみて、いろいろと考えさせられました。

他人は、その年(100歳)まで一緒にいられたんだからもう十分でしょと思うかもしれないが、本人が「怖い(≒嫌だ)」といってるんだから、その言葉がすべて。他人がとやかく言って諭すのは間違っている。