八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

治安(2006年4月30日の記事)

〈2006年4月30日の記事。HPより転載〉

いくら祐気旅行でも、やはり海外に行きますと、現地の治安の良し悪しは気になります。そして、改めて日本の治安の良さを思います。

日本の車は運転席の鍵を開けますと、大抵は全部のドアの鍵が開きます。しかし、アメリカでは運転席しか開きません。荷物を後ろの席に載せたい時など非常に面倒臭く、最初は「安い車だから?」などと思いましたが、後でひったくりや強盗防止だと気付きました。いくら面倒臭くても安全には代えられないということか。日本の車も将来こうなってしまうのでしょうか?
そういえば15年位前に乗った車は、ドアを閉めると勝手にシートベルトが締まる仕組みで、“アメリカの車は何でもかんでも自動なんだ”と思っておりました。こちらも最近は見かけませんねぇ。

シアトルの空港にて、4歳くらいの男の子が、せっせとカバンの紐を椅子の足に踏ませていました。「なに遊んでいるんだ?」と見ていましたが、彼のお母さんが、カバンの位置を直させているのを見て、置き引き対策をさせている事に気付きました。しっかりしているなと思う反面、あんなに小さいうちから、こんな事を教えなければならない文化の低さも感じました。

アンカレッジは比較的治安の良い街といわれておりますが、街中を歩いている“普通の人”は殆んどおりません。アメリカは車社会なので、どんなに近くへ行くにも車を使います。なので、街なかを徒歩で移動したり、バスを使っている人は、車を持てない人ばかりでした。おかげでレンタカーを借りるまでは、“近寄ってくるなオーラ”を出しながら歩いておりました。
夕食の帰り道、テンガロンハットを被った大男が、お弁当を持ちながら鼻歌交じりに歩いておりました。そうしたら、横から右手を差し出しながらフラフラ~と彼に近づく人影が。「また物乞いか」と見ていましたら、大男は何を勘違いしたのか、陽気に握手をし始めるではありませんか。困った顔の物乞いのおじさんと、いつまでも気がつかないカウボーイ。「これがアメリカ式の対処法か!?」と、思わず笑ってしまいました。 やっぱりアンカレッジは平和な街だったのかなぁ?