お笑い芸人への道
難波の街の、人けの少ないビルの片隅。なにやら若者がじゃれあってます。場外馬券場が近くにあるので「昼間っからいい若いもんが!」的な光景にみえました。が…
どうやらここは、若手芸人さん達の練習の場でした。
あらためて周囲をみると、同じように柱に向かって漫才をする光景がいくつも。
柱に向かって、笑顔で、時に脇腹をどつきながら、時に身振り手振りを織り交ぜながら。ネタの声は聞こえてきませんので、柱に向かって黙々と練習しているようにみえます。その光景は、まさにアスリートのトレーニングそのものです。
こういう地道な努力を重ねたほんの一握りの人が、この舞台で喝采を浴びるのでしょう。
厳しい世界の裏側を偶然にも見れてラッキーでした。
苦節〇〇年とか、〇〇のバイトをしながらとか、話ではよく聞きますが、こうして実際に努力している姿を目の当たりにすると、話を聞いただけでは本当には(心では)理解できていないのだと思い知らされます。勉強になりました。