戦いの爪痕
昼食を作ろうとキッチンへ。パンをトースターにセットし、他のものを用意しようとしたその時! ……奴が現れた。敵兵は中将クラス。私の恐怖レベルはかなり上昇している。が、大将でなくよかったと少し安堵した。
戦うのは恐い。が、逃がしてしまった方がもっと恐い。だから立ち向かうしかない。
このコンド、キッチンペーパー軍曹がいない。なんとも頼りない。仕方ないのでティッシュ二等兵をかき集める。
勇気を振り絞り、ティッシュ二等兵を突撃。しかし逃がした。怖気づいた分、スピードが足りなかった。
私は脳みそを高速回転させて、周囲にある兵器の分析をした。目に留まったのは最新兵器オリーブオイル速射砲。これだ!これで奴の動きを鈍らせられる。
ふたをとり、そして噴射!
戦いは終わった。
中将クラスをティッシュ二等兵で片づけられるようになったとは、私の戦闘能力もずいぶん上がったものだ。でも、できれば奴とはもう二度と出会わずに余生を過ごしたい。
火事場のなんとかというやつだろうか、速射砲のふたが破損してしまった。
戦いの凄まじさがバレてしまったな。ははは。
ちなみにトーストは黒こげになってしまった。ガッデム。