黄色いオートミール
ホテルの朝食バイキング。こちらで最初に手にするのは温かいオートミール。極寒の地にいるせいか、先ずは体を温めたいという本能がそうさせる。ミルクたっぷりのオートミールをボウルいっぱいによそい、塩と胡椒をまぶしてスプーンで頬張る。牛乳粥だね。だから砂糖でなく塩と胡椒。たまに家でも作る。その時は卵を入れる。
今日も最初にオートミールの蓋を開ける。今日は黄色い。「ほう、今日は玉子入りか。」いつものようにボウルいっぱいによそう。
次いで他のホットミールを皿によそっていると、左端の器の中身がミルキー色。あれ?これは、いつものアレだよね。。。
いつもは右端にいるのに、今日はなぜそこに?!
席に着く。マコーレーカルキン似のウエイターさんがコーヒーを注ぎにくる。ボウルいっぱいの黄色いそれを見て頬を緩める。いつものように塩と胡椒を振ってスプーンで頬張る。スクランブルエッグだよね、やっぱり。
どんだけ玉子好きなんだと思われたか。ロッキーじゃねえんだから。
ウエイターさん同士、それぞれ器の蓋を開けてヒソヒソ話し合ってる。きっと私が帰ったら器の位置をいつもの場所に戻すのだろう。
いい想い出になった。