八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

タイで映画を観る(追記)

昨日の記事の追記を少々。 

タイの人って、エンディングロールになったらさっさと帰る。

アベンジャーズは続編への伏線をエンディングロールに入れているのに、それを観ずに皆さっさと出てってしまう。とうとう私ひとりになり、ななめうしろで係員がプレッシャー。耐えきれずに私も泣く泣く、エンディングロールを最後まで観ずに退室した。

ネットで調べると、タイの人はいつもそうみたいで、映画館のほうもそれを見越してエンディングロールを最後まで流さない場合もあるとか。タイの人ってせっかちなの?

 

それと、こちらの映画館は、入口と出口を別にしていた(スクリーンの遠い入口から入室して、スクリーンに近い出口から退室させる)。ほかの部屋に入らせないようにするための措置と思われるが、日本のシネコンはそういう造りのところに行ったことがない。アメリカとかでもこれが当たり前の造りなのかな?性善説性悪説の違いかな。

 

あと、「モザイク」が日本より厳しい。これはテレビの映画だけかもしれないが、時より口元にモザイクがかかる。最初はマリファナでも吸ってるのかと思ったが、どうやら「タバコ」を吸うシーンすべてにモザイクがかけられている。その他、拳銃で自殺を図ろうとするシーンでも、それまで拳銃を持っていたにもかかわらず、銃を頭にもってきたとたんにモザイク。それって意味あるのか?タバコのシーンも同様で、「吸う」ところだけをモザイク。タバコを口から離すとモザイク解除。モザイクの外から煙がモクモクしてるのに。青少年への影響を懸念するなら、実際の歩きたばこやポイ捨てをシンガポール並みに取り締まったほうがいい気がするが。

それにしても口元を隠すモザイクを初めて見たが、なんか卑猥。そもそもモザイクってもの自体が卑猥を増長させているのかも。欧米人には解らない、アジア独特の高度な表現方法。日本はモザイクのおかげで、欧米よりも風俗産業が発達しているのかもしれないな。

 

そう、こちらの映画館、クーラーめちゃきつい。こちらはどこも冷房は強めなんですが、映画館はさすがに暑がりの私でもかなり凍えました。

慣れない英語に暗い館内、そこに強めの冷気で、何度も意識が遠いた。ラブストーリー系の映画だったら完全に落ちてた。

タイで映画を観る際には、防寒対策をして入館されることをお勧めします。

 

それにしても、料金の安さはすごい。もちろん物価が違うから単純には比較できないが、ファストフードのセットメニューが120バーツ前後なので、映画料金の140バーツは、少なくともバンコクではそんなに高額でないと思う。

日本の1800円は、やはり高いよ。1000円のレディースデイや1200円のレイトショーがあるが、それでももうちょっと安いほうがありがたい。

不況のいまだと、800円くらいが妥当に思う。ファストフードのセットが600円前後だから、できない価格ではないと思うが。

それにいまテレビを観ない人が増えているので、なおのこと映画館に足を運びやすい環境だとも思う。もし800円とかになったら、同じ映画を2度3度と観に行く人も多いと思うし。公開後1カ月経ったら500円に値下げされるとか、そうなると嬉しいな。あ、でも消費税が上がるんだっけ。じゃあ、映画料金はいずれ2000円に値上げされるんだろうな。