八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

ロンドン五輪 男子100メートル平泳ぎ決勝まで、あと4時間ほど。

今、日本時間では深夜1時。北島康介選手のレースまで、あと4時間ほどかな。いまのロンドンの様子が気になって仕方ない。

 

ここからレースまでの過ごし方で、勝敗は決する。

過ごし方のうまい選手はコース紹介の時に晴れやかないい顔をしていて、過ごし方が下手な選手は眉間にしわを寄せたり、血の気が引いてすでに疲れ切った顔をしている。

だから、スタート台に立った時点で勝負はもうついちゃっている。

 

過去2大会の100メートル平泳ぎでは、準決勝で北島選手よりもいいタイムだったライバルは、こぞって青白い顔をしていたっけ。「追われる立場」に立たされて、過度なプレッシャーに押しつぶされてしまったんだろう。

だから今回も、1位通過のキャメロン選手(南ア)が、コース紹介の時にどういう顔をしているか要チェック。いまごろ超ナーバスになっているのかな、どうなんだろう。

 

ただ今回は、その他の選手も北島選手よりも調子が良さそうなので、キャメロン選手がこけても北島選手は安泰ではない。過去の2大会とは違うパターン。

で、そこから北島選手に勝機があるとすれば、みんながみんな「金メダル」のことばかり考えて消耗(自滅)してくれるパターン。

実力が拮抗しているレースによくある展開で、優勝タイムは平凡に終わる(59秒2くらい)。そうなると勝機がみえるんだけどな。

反対に、上位3人が58秒台でくるようなハイレベルな展開だと、非常に苦しい。4着とか6着とかに沈むパターン。

 

みんな今頃は「慾」と格闘しているんだろう。ゆえに、いま「金メダル」のことを考えていない選手が、レースではいい泳ぎをする。慾張りの割合が多いほどレース自体はスローペースとなる。そのパターンを願いたい。

そして北島選手と一緒に、うれし涙を流したいな。