八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

昼間の灯り

朝食をつくっている時、ふと、「昼間は電気を点けなくていいかも」と実感した。

 

部屋の電気をつけず、小窓からの明かりのみで調理していた。

電気を点けた方が手元が明るくなって調理しやすいのだろうが、なんか点けるのが面倒くさい気分で、そのまま調理していた。

手元もじゅうぶんに見えて、何の支障もない。

 

うちの家、昼間に部屋の灯りを点けなくても、夜じゃないので真っ暗にはならない。

各部屋の窓からの光でじゅうぶん問題なく過ごせる。

それに、このくらいの明るさ(暗さ)のほうが、精神的に楽。

 

小学校の頃、「暗い中で勉強していると目が悪くなる」と聞かされてきた。

その言葉に、今までなんの疑問も持たず、そしてその言葉はやがて「昼間も電気を点けなければいけない」「昼間に電気を消しているのはおかしい」と、脅迫感にまで成長した。

日本中のほとんどの人が、昼間でも部屋(家)の電気を点けるのが当然と思っている。

でも、ほんとうにそれが当然なのだろうか?

この違和感は、以前からうすうす感じていた。それが今日、はっきりと「改めてみるべき」という思いに至った。

 

昔にくらべて今は、電気(電化製品)が圧倒的に増えている。

いま流行りの「心の病」は、その影響が現れている気がする。電気(電化製品)まみれで24時間、心(神経)が休まらないのが原因に思う。

その中でも電気の「灯り」は、電磁波みたいな目に見えない物とは違い、直接的に刺激をしてくる。

 

今の時代、手放せない電化製品がある。パソコンもそのひとつ。

だからこそ、手放してもいい、手放したほうがいい電気物があるはず。

昼間の部屋の電気は、来客時でないかぎりは、今の私には不必要。

 

夜はそれなりに灯りが必要だから、その分、昼間に少し暗くして調整してみる。

 

実は、昨年から「灯り」がうっとうしくて、よく消していた。

心が回復したら自然と灯りを点けれるようになるかと思ったが、どうやらその「常識」自体を見直しとほうがよいと、ようやく決心がついた。

 

「うす暗くてもいいじゃないか 昼間だもの(みつを風)」