接待のセンス
35歳の男に初デートでサイゼリアに連れて行かれたでござる - Togetter
上記記事を笑い話として楽しく読ませてもらったが、その下のTogtterのコメント欄をみて凍りついた。え、怒ってる人や35歳男に同情している人が多数いる。まじでか。
新さっぽろ駅はSPG会員ご用達のシェラトンがあるのでよく知ってる。なんでわざわざ電車に乗ってサイゼリヤだよ、シェラトンでもどこでも初デート向きの店は他にあるだろうよって笑ったんだけどもねえ。
これを笑い話として成立できないくらい、日本は不況なんだなと、しみじみ。
私らが高校生の時には、いかに女の子にモテるかが話題の中心で、それに乗っかるようにグルメ本やらデートマニュアル本やらが溢れていたもんだが、今の若い子らにはそういった関心がない=マーケットがないんだろうな。これも時代の流れか。
だから若い女の子が初老のじじいに簡単に落とされちゃうのだろう。男がご馳走するのは当たり前で、しかもお洒落なお店に連れてってくれる。昔はそんな程度じゃメッシー君なだけだったのにね。
「接待のセンス」って非常に大事なポイントだと思うんだけども、今はそういうことに気をまわせる余裕がないんだろう。
商談だか仕事の打ち合わせだかを、狭いコーヒーチェーン店でしている姿を見かけたことがあるが(話丸聞こえ資料丸見え)、すぐ近くにホテルのラウンジがあるのになんでここでと不思議に思ったが、上記の記事の反応をみると、それが当たり前の世の中なのかね。
だから富める者は更に富み、貧しい者は更に貧しくなるのだろう。二極化がいろんな分野にまで蔓延していることをひしひしと感じる。
私自身も、接待に使える店のボキャブラリーが多いわけではないから気をつけないと。「あいつ使えね」ってツイッターでつぶやかれてしまわぬよう精進せねば。