タイのひとコマ⑮《魚より肉》
私は、もう5年ほど、ほとんど肉を食べない生活をしている。ごくたまに、会食の席やらでは気を使って肉料理を食べるが、自らは決して手を出さない。
日本で、なおかつ自炊している分には、肉を食べなくてもまったく支障がない。魚や豆で十分にたんぱく質を補える。あ、玉子は食べる。チーズやヨーグルトも。
そんな私だが、タイにいる間は、一時的に肉食を解禁した。というのも、タイという国は、基本的には肉食が主流みたいだから。
魚は、とくに刺身はすべてオーストラリアなどからの輸入物で、刺身以外でも、自前の魚はあまり豊富ではない。
もし今回、キッチン付きのホテルだったら、タイでも魚食にこだわっていただろう。が、オール外食なので、肉料理をはずすのは難しい。食うもんなくなっちゃう。せっかくタイに来て、オーストラリアの鮭にぎった寿司ばっか食ってるほど野暮じゃない。
私の大好きなフードコート。だいたい10店舗以上の店が並んでいるが、どこも肉料理ばかり。メニューにはシーフードも若干あるが、そのほとんどはエビやイカで、しかもお値段は高め。肉料理のほうが安いし種類も豊富。
語学が多少なりともできれば、シーフード三昧や、肉抜きでも美味しい料理を食べることは可能だっただろう。「こういうのが食べたい」って言ったら、臨機応変に作ってくれる雰囲気が、タイにはある。が、そんなんムリ。タイ料理の予備知識ゼロなうえに、英語力も皆無。
↑そんな中、がんばって魚料理を見つけ、いざ実食。・・・お勧めできず。超辛いし。
↓こっちのほうが断然おいしい。上に乗ってるのはチキン。
魚が目の前にいちゃあ、シーフードは食べづらいよね。
でも食っちゃった。そんな目でこっちみないで。
タイの肉料理は、チキンかポークで、ビーフはあまりない。特にチキンは、安くて美味しいと評判みたい。
帰国した今は、また肉なし生活に戻っているが、これからも旅行中だけは、肉食を解禁することにした。「郷に入れば郷に従え」ってやつ。
そしたら、フランスでお上品にフレンチ食べたり、ニューヨークでステーキがっついたりするところをブログにアップいたしまっする。