八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

五黄土気

五黄土気には「悪化」「破壊」「壊滅」「天変地異」「戦争」「凶暴」「暴力」「暴慾」などの意がある。そして、2011年から2013年までは、その勢いがどんどん増していく。

 

2011年の3月。さっそく大きな震災が起こった。そして津波だけにとどまらず原発事故まで起こり、いまもなお予断を許さぬ状況だ。

2013年までは、五黄土気の勢いは強まる一方である。それは、原発再開や増税を強引に推し進める姿勢にも表れている。これら拙速な対応が、後々に大きなしこりを残す。少なくとも10年間は、この誤った政策によって苦しめられる。

 

なぜ、いまなのか。原発再開にしても増税にしても、少なくともあと2年、様子をうかがってから議論を始めるでもいいではないか。

なぜいまなのか、個人的にはさっぱり分からんが、気学的にみればそれが五黄土気の作用なのだろう。

こうなったら、行きつくところまでいくしかない。先の戦争で日本が壊滅したように、徹底的に壊れるしかない。

 

五黄土気の勢いが弱まってくるのは、2014年以降。つまりは、あと2年弱はまだ何が起きてもおかしくない。さて、何が起きるのだろうか。

ふたたびどこかで天変地異もありえるだろうし、北朝鮮がらみで戦争が起きても、まったく不思議ではない。そういう分かりやすい五黄土気ではなく、静かに、真綿で首を絞めるようなことかもしれない。

とにかく、どんなことでも五黄土気に直結する、それがいまの世情である。

 

破壊のあとには再生がある。でもその過程には、絶滅するものも多い。

生き残るものが勝ちと思うのは安直だ。実は消えゆくものこそ勝ちなのかもしれない。

妻を亡くしてから殊更その思いが強い。

 

消えゆくものに報いるためにも、いずれ時が経って、この五黄土気による破壊が「新たなものを生み出す転機」になったと、黒歴史ながらもポジティブに語り継がれることを切に願う。