ヘルシンキ再び
ヘルシンキは11月に来たから、今度はオウルかタリンに行きたかったんだけど、飛行機がうまく取れず、仕方なく再びヘルシンキに。
ロシアで-20℃以下の洗礼を受けていたので、ヘルシンキではずっと部屋に引きこもっていようと、宿はアパートメントにした。ベランダとサウナが付いている部屋に。どうせ買い物もしないだろうと、必要最小限の荷物でやって来た。前回に来た時はたくさん買い物しようとワクワクして来たんだが、そのほとんどがアジアで作られたものばかりで心底がっかりした。
日本が大寒波に襲われている頃、こちらは一転して20℃以上も暖かくなった。あらら、全然寒くない。そうなると、外出も苦ではない。外への興味が湧いてくる。ネットでアパート周辺を調べると、いくつか興味あるお店が。
10年前に初めて来たときには、北欧ブランドにとても感激した。デザインもさることながら、「made in Finland」のマークが誇らしく輝いていた。いいものをコツコツと作り続けているプライドを感じた。
ところが10年経って、北欧デザインの食器はタイ製になり、その他の製品は中国製に変わっていた。よーく探していると同じ絵柄でもフィンランド製が混じっていることもあるから宝探し感覚で楽しむこともできるが、わくわくよりもがっかりの気持ちが強くて探すのをやめた。
期待してないとかえって良いものに出逢える。あまのじゃくだからそんな予感はしてたんだ。
ちゃんとリサーチすれば、ちゃんと街を散策すれば、私が求めていた北欧モノがちゃんとあるじゃん!ああ、スーツケース持ってくるんだった。
もうちょっとここに居たいな。そうすればもっとこの街をよく知れるのに。