八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

8度の気温差に注意

これからの季節は、初夏の陽気と梅雨の寒さが相まってお天気がとても不安定です。

今日の東京地方の気温は14℃で雨、明日は27℃で晴れ。なんと13度も気温が上昇するとのこと。

 

人間の身体は「8度」以上の気温差で体調を崩すそうです。 

この8度の気温差ですが、下がるのも上がるのも両方とも体調を崩しやすくなります。

一般的なイメージからすると、急に気温が下がった時に体調を崩すのは分かるかと思います。秋から冬にかけての季節に「急に寒くなりましたのでお身体ご自愛ください」なんて手紙に書くことも多いでしょう。たしかに急に寒くなると風邪をひきやすいです。

が、急に気温が上がった時は、皆さんそれほど気にしないのではと思います。30度以上の真夏日でないかぎりは、「暖かい=すごしやすい」として、今日はいい天気だから元気に頑張ろう!と張りきる方も多いかと思います。

でも実は、急に気温が下がるよりも、急に気温が上がる時の方が体調には要注意なんです。

 

おそらくですが、人は急に気温が下がった時にはいち早く「気をつける」のだと思います。一方、急に気温が上がった時は、天気の良さと高揚感で、あまり体調に気を配らないのが原因と思います。つまり、「油断している」「気が緩んでいる」状態です。これがくせものなのではと考えます。

 

話は少し変わりますが、北欧やアラスカなどの極寒地方では、厳しい冬を乗り越えてようやく春になって暖かくなると、自殺者が急増するとのこと。一般的なイメージとしては、厳しい冬の方が精神的にも辛いのかと思うが、どうもそうではないらしい。

 

強い緊張状態から解放されてホッとした途端に具合が悪くなるというのは、誰しもが経験したことがあるでしょう。

8度以上気温が上がる時というのは、それと同じ作用がおきるのだと思います。

なので明日は、なんだか身体が「だりぃ~(だるい)」「ねみぃ~(眠い)」で当然ですので、あまり頑張ろうと自分を鼓舞させずに、うまくサボってご自愛くださいませ。