日曜日がつらい人
日曜日をつらく感じる人は結構いると思う。
夕方以降は誰しもが多少なりとも憂鬱になるだろうが、昼間からつらい人もいる。
私は日曜日の銀座が苦手かな。「幸せのかたち」がたくさん溢れかえっているあの空間に、まだ慣れない。以前はその一員だったからなおさらに。
日曜日はどうしてもうちにこもってしまう。
平日の慌ただしさと違い、みながのんびり平和に過ごしている雰囲気は好きなんだけども、でも「幸せのかたち」が平日以上に目に入ってしまうので、外に出てもうつむくばかり。だからどうしても引きこもりがちに。
人が多いところは苦手。人が少ないところは楽。
だから旅先もマイナーなところを好むのかも。
でも、ニューヨークは平気だな、あそこ人多いのに。言葉が分からないから、他人の会話が洋楽ポップスと化しているからかな。
そういえばニューヨーカーは「人をよけるのが上手」だからって聞いたことがある。だから人が多くても日本ほど気にならないって言ってたっけ。江戸しぐさの「肩引き」がニューヨークで根付いているのかな。
「他人に無関心」な感じも気楽な要因の1つかも。あんだけ人種のるつぼだったら、いちいち他人のことなんか気にしてらんないもんね。
まだ「東京」はそこまで成熟していないなあ。「江戸」に行ってみたい。
日が暮れたら出かけようかな。
みなが日曜日の夢から覚めてきたら、街の「(幸・不幸の)エネルギーバランス」が整ってくるから、少しは気楽。みなが家路につくから人も少なくなるし。
フリーランスだから「サザエさん症候群」とは無縁。
だけども子供の頃のあの「日曜日が終わる物悲しさ」の記憶がよみがえってしまうと、ちとつらいね。
さっさと夜が明けて月曜日になってくれた方が楽だ。
日本にいるかぎり、日曜日はつらいまんまなのかな。
世界中のどこに逃げようが、それは変わらないのかも。
自分がタフになるしかないか。仕方ない。