八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

シルバーウィーク?

どうやら10月に大型連休をつくろうとしているらしい。

そのことに関して、気学の立場からひとこと述べたい。

 

先ず、休みが増えるということは、それだけ「祐気とり」に行きやすくなるということで、賛成する。しかし、どうもこの案は、休みは増えずに「移動」させるだけとのこと。

え? なら反対。

どうして反対かというと、

10月に大きな休みがあったからって「毎年旅行できるとは限らない」からである。

 

たとえば三碧木性は、来年以降は2019年まで10月に遠方へ旅行することはできない。こういうのは皆にいえて、毎年10月に休みをもらっても有効に活用できない。だったら休日が分散している今の方が応用がきく。

 

そして、大型連休中に家にこもっているならまだしも、せっかくだからと方位が悪いのにどこか海外へとでかけてしまうと、悲惨な事態に見舞われる。

再び三碧木性を例に。三碧さんが来年の10月にアメリカへでかけるのは自殺行為(年盤本命殺気の月盤暗剣殺気)。どう悪いのか具体的な記述は避けるが、とにかく非常に悪い。こういうのは程度の差はあれ、毎年だれかしらに起こりえる。

 

また、人は「悪い方位」へ引き寄せられる傾向がある。今回の案はメリットよりもデメリットが多くなり、ひいては国家存亡の危機にまで発展する可能性も否めない。※1

 

いまに始まったことではないのかもしれないが、この国の政府は国民を貶める方向に進んでいると思わざるを得ない。しかもそれがここ数年加速しているように感じる。

これは民主党が悪いというよりも、長年積み重なったものがここにきて加速しているものだろう。どこまでさかのぼればその原因を見いだせるのかは分からないが、私の妻は幕末から明治維新に様々な元凶があるとにらんで研究をしていた。

まあ、気学的には水戸(艮方=変化)から将軍を出したことで江戸幕府は終わったんだが。※2

 

話が少しそれたが、10月にシルバーウィークを設けるならば、その分だけ休日を増やすべきだ。そうすれば、これまで通り7月や9月にも祐気とりへ出かけやすくなる。

でなければ「平日に休みを取りやすく」することを推進するべきだ。この案には大賛成。平日に休みが取りやすい環境になれば、毎年、方位と時期をあわせて出かけることができる。日本人(日本社会)にそれを促すのは現実的には難しいことだろうが、働き方が多様になって平日と休日の区別があいまいになり、職業差別がなくなることを期待している。※3

 

※1、「若者の海外旅行離れ」は、国家がこれ以上悪い方に進まないよう無意識ながらに自制しているのではという仮説を私はたてている。 

※2、天海僧正の「決して水戸からは将軍をだしてはならぬ」という言い伝えを代々守っていたとのこと。だから水戸光圀公は「副将軍」なのである。

徳川慶喜公は一応は一橋家から将軍になったが、もともとは水戸家の出身。 

※3、ずいぶん昔、5月の中旬にハワイへ行った時のこと。現地の送迎で同乗となったアラフォー女の集団に「こんな時期にひとりで来るなんてどんな仕事してんの?」と訊ねられた。意味不明。また、現在でも平日に地方ホテルに泊まると必ず「お仕事ですか?」と聞かれる。もちろん祐気旅行は私にとって仕事ではあるが、こういう無粋な詮索は気学の促進にとっては悪影響でしかない。社会が成熟することを強く願う。