タイのひとコマ⑧《今度はモスバーガー》
今回はモスバーガー。またファストフードっすかって言わないように。
システムは、日本とまったく一緒。レジ前で待たせずに、番号札を渡されます。
ドリンクは使い捨てのものでなく、グラスです。コースターがかわいい。
レタスバーガーってやつ。バンズのかわりにレタス。中はフィッシュ。
日本でも一時期メニューにあったが、その当時は食べなかったので、初実食。普通のバーガーよりも野菜多めで、けっこういける。
のんびりしようと一番奥の席についたが、その後、学校帰りのギャルたちが、わらわらと押し寄せる。どうやら彼女たちの特等席だったようで、そっこうで食べて退席する。ヴィトンのバックを通学バックにしていたから、高校生でなく大学生だったのかも。
価格は、マックと同じくらい。日本だと、価格の安さはマックに勝てないので、サービスや品質で差を出しているのがモスだが、こちらでは、価格も同じで勝負している。
週末ともなると、満席の人気。
店員さんの制服やシステムなど、日本流を忠実に再現している。ただ、日本みたく「営業スマイル」はまだない。店員さんみな、いたって無愛想。マックも同様。そこに、日本人の活路があると思う。
つまり、日本人は、どこの国に行っても、高いレベルで働ける。人前で営業スマイルができるって、そうとうレベルが高いことだと思う。微笑みの国の人よりも、日本人のほうがよっぽど笑顔が多いこの事実は、誇っていいと思う。
もし、日本人が移民を迫られたとしても、日本人ならどこの国ででもニーズが高いと確信している。唯一の懸念は、あまりに高スペックすぎて、やっかまれること。地元の人らの雇用を奪うことになると、いらぬ諍いとなる。優等生すぎもむずかしい。
タイでは、あらゆるところに「日本」が根付いている。タイに限らず、日本流の世界進出は、まだまだ今後も続くと期待している。