バンコクのパワースポット
バンコクで1番ご利益があるといわれるエラワンの祠「ブラフマー(Brahma)神」です。
こちら、私が泊っていたセントレジスから歩いて3分ほど。最初、ふらっと散歩して通りかかった時は、「さすが仏教国。こんな小さな祠にも、皆さんこんなにも熱心にお参りしてるんだな」と思いましたが、あとから調べたらバンコク1番の人気スポットで、だから参拝客が絶えないのかと納得しました。その後、大型バスで乗りつけて参拝する団体さんとかまでおりました。こんな小さな祠なんていって失礼すますた。
上記の写真は、スカイウォークからの撮影。敷地に入って撮影するのは遠慮しました。
で、ここからしばし拝観していますと、私のよこを通りすぎる人の多くが、さりげなく「ワイ(合掌)」をして通り過ぎます。こうした畏敬の念が根付いている姿に、特に若い人が当たり前にそうしている姿に、感動と同時に羨ましくも思いました。
日本でも「お願い」をするときは皆さん熱心にお参りします。でも、身近な氏神様などにさりげなくご挨拶するなんて姿は、あまり見かけません。伊勢や出雲、京都など有名な神社仏閣がある地域では、鳥居や門前で会釈したりする姿を目にしますが、うちの近所みたいな住宅街ではまず見られませんし、伊勢でもそうしているのは年配の方ばかりです。
タイでは、ここの祠に限らず、神さまの前を通り過ぎる時にはそっとワイをする姿をよく目にします。「神」というものが、生活(人生)の一部として当たり前に根付いているのでしょうね。
「畏敬の念を持ちつつも、畏まり過ぎない距離感」 神さまとも、人とも、そういう自然体でありたいです。
ところで、なんでこちらの祠(エラワンブーム)がそんなに人気かというと「よく願いを叶えてくれる」からだそうです。タイでも、金運や恋愛運は願い事の定番みたいで、ここにお参りした人が次々にそういった願いが叶い、その噂が広まって人気となったようです。
だから、ちょっとでも「願い事が叶わない」という噂が立てば、すぐに人気は低迷するんだそうです。タイの神さまも大変です。
なんとも下世話というか、人間らしいというか、そういう点はタイ(仏教国)でも日本と変わらないんだと知って、ちょっと安心しました。
祠の奥では、タイ舞踊が披露されています。これは、“願いが叶った人”がお礼参りとして奉納するのだそうで、日本ではこうしたことは“祈願する時”ばかりですので「お礼参り」の習慣は見習いたいですね。
タイに行き、なおかつセントレジスにお泊まりの際には、ぜひ訪れてみてください。そして祈願が成就いたしましたら、また再び訪れてお礼参りなさってください。