八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

魂の重い、軽い。

前回の続きというか補足というか。

結局、その人が発するもの記すものの重い軽いは、魂の重さ軽さに比例する。

だから、軽率なことばかりして周囲を傷つける人は、軽くてスカスカの魂なのだろう。

「いたみ(痛み/悼み)」を知ってる人の魂は、どっしりと重い。

体重は軽めの方が喜ばれるが、魂は重い方が良い。

魂が重い人は、優しさを知っている。厳しさや辛さも知っている。

いろんなことを経験することによって、魂は重くなっていく。

そしてそれは経験の密度なので、必ずしも年齢とは比例しない。たいていは「老い」や「死別」などを重ねることで魂が重くなっていくが、スカスカの奴はいくつになってもスカスカのまま。

いいかえれば「魂の向上」ということだが、上下(高低)で表わすよりも「重い」「軽い」の方がなんだかしっくりくる。

 

「なんで重くなくちゃいけないの?軽いまんまでもいいじゃん!」

って言いだす者が必ずいるだろうが、今はその事について諭す元気がない。

そう思うなら勝手にしろ。