魂の重い、軽い。
前回の続きというか補足というか。
結局、その人が発するもの記すものの重い軽いは、魂の重さ軽さに比例する。
だから、軽率なことばかりして周囲を傷つける人は、軽くてスカスカの魂なのだろう。
「いたみ(痛み/悼み)」を知ってる人の魂は、どっしりと重い。
体重は軽めの方が喜ばれるが、魂は重い方が良い。
魂が重い人は、優しさを知っている。厳しさや辛さも知っている。
いろんなことを経験することによって、魂は重くなっていく。
そしてそれは経験の密度なので、必ずしも年齢とは比例しない。たいていは「老い」や「死別」などを重ねることで魂が重くなっていくが、スカスカの奴はいくつになってもスカスカのまま。
いいかえれば「魂の向上」ということだが、上下(高低)で表わすよりも「重い」「軽い」の方がなんだかしっくりくる。
「なんで重くなくちゃいけないの?軽いまんまでもいいじゃん!」
って言いだす者が必ずいるだろうが、今はその事について諭す元気がない。
そう思うなら勝手にしろ。