八雲の国から末広がり

旧八祐会ブログ

パジャマ事件(NRT→JFK JALファーストクラス搭乗記)

こちらは前回記事と違って、事件だなんて大げさなものではありません。釣りタイトルですいません<(_ _)> でも、ちょっと気になることがあったので、話す機会は今しかないなと思い、勢いに任せて書きなぐります。

 

ファーストって、パジャマみたいなのをくれるんですよね。それ着て機内ではリラックスして下さい的なやつを。その発想はとても素晴らしいと思います。ファーストに乗ってくる人って、それなりにビシッとしたもの着て乗るイメージがありますもんね。

 

で、そこまではよかったのですが、私個人的に懸念していたのが「サイズ」です。絶対に私にあうサイズがないことは承知していました。だけどもまあ、どうにかなるかなという期待もありました。

んで、乗りました。パジャマ渡されました。Lサイズでした。訊ねました、もっと大きいサイズはありますか?って。そしたらLLがあるって言いました。まあ、そこまでは予測の範囲でした。LLで入るかなあ~と不安になりながらも、あらたに渡されたパジャマを持ってトイレへ(この時、トイレが予想以上にしょぼかったのですが、その話はまた別の機会で)。ズボンを脱いで、さあ履きますよという時、ふとタグを見ると、Lサイズのまま。あれれ?そのままドア開けてCAさん呼ぶわけにもいかないので、狭いトイレでまた自分のズボンを履き直し、CAさんに声をかけて、LLサイズを頼む。申し訳ございませんと言いバックヤードに、そしてすぐ戻ってくると、再び申し訳ございませんの言葉。え?

そうやらLサイズしかないらしい…。

 

一応、試しましたよ。裂けるのを覚悟で。そしたら、どうにか入った。タイツになっちゃったけど、どうにか履けた。上着は、なんとか袖を通しただけ。前全開。着る物じゃなくて襷みたいになってるが、でもまあ、一応は着れた。すこし安堵。

 

その日、ファーストの席は満席。見渡して、私よりも身体の大きな人はいないし、てゆうか皆ひょろひょろのちびっこ。だから、他の誰かが先にLLサイズを着てることは考えにくい。ということは、最初からLサイズしか置いてないということか。

これって、欧米人のことを想定していないってことですよね。180センチ以上の外人さんにつんつるてんのパジャマ着せてもOKだなんて、いくらなんでも会議室でゴーサインでないでしょ。最初から欧米人の富裕層を想定から外しているとしか考えられない。

パジャマはむちむちだったが、それが分かったのは収穫だった。にやにや。

 

で、もう1つ。このパジャマ、中国製なんです。

それがどうした?そんなの当たり前でしょ。そう思う方も多いと思います。でもJALさん、マグカップとかお箸とかを「ユニバーサルデザイン」とうたってアピールしているんですよね。ならばパジャマもと思っていたんですが、こちらは違った。

 

日本製のタオルとか衣類とかいった繊維ものって、日本をアピールする絶好の機会と思うんです。で、日本のフラッグキャリアを名乗るのにも好都合と思うんです。「あの日本製のパジャマは最高だよ。ボクはこのためにJALに乗ってるのさ。ハッハッハー」というアッパーイースト在住のセレブさんは、会議室には登場しないんですね。

 

ただ、その続きといいますか、会議室で想定する富裕層は、別人でした。

「あいやー、このパジャマは我が国でつくったものあるねー。うれしいあるねー」

中国の皆さま、へんな誇張をしてごめんさない<(_ _)>

これは、私としては想定外でした。なんでそれが分かったというと、着陸してからゲートに入るまでのアナウンスです。最初は日本語でアナウンス。そして次に、中国語でアナウンスが始まりました。びっくりした。英語じゃないんだ。しかも、英語のアナウンスはありませんでした。

この時にすべて、パジャマのサイズの件も製造国の件も納得しました。

 

これが今の時代ってことでしょうかね。チョコの件もパジャマの件も、いろいろネタが集まって面白かったです。

 

なんか、ダメなことばっか書いてますが、食事も美味しかったですし、基本的には期待通り満足なフライトでした。期待以上と書かないところがいやらしいな、わたくし。

おほほほー。

f:id:hachiyuu:20121105174740j:plain